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Les Aventures De Tintin, Reporter Du Petit Vingtième, Au Congo

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仏語系ベルギー人Herge'作のベストセラーコミック「タンタンの冒険」シリーズ、コンゴ編。このシリーズのオリジナルは、フランス語版である。ベルギーが、ルワンダとコンゴも支配していた時期の物語である。(現代の日本人には余り想像がつかないが、ベルギーやポルトガルのような欧州の小国も、アフリカ大陸に植民地をもっていたのだ。)本書は総カラー化されているが、当初はモノクロだったという。日本語版(図書館)とドイツ語版(ソフトカバー版を購入)を読了の後、オリジナルの仏語版が読みたくなり図書館で見つけてきた。英語版"Tintin in the Congo"ISBN-10: 1405220988も入手可能だが、これはまだ読んでいない。野生動物射殺シーンが眉をひそめるくらい頻出し、原住民の描写・扱いぶりも酷い(読者が自分を白人のダンナ側に置くか原住民側に置くかで、感じ方が180°変わる)が、なにせ欧州白人によるアジア・アフリカ支配と猛獣狩り(サファリ)全盛時代の1世紀近く前の作品であって、21世紀における「人種平等・野生動物保護」の観点からの批判は不当である。それさえ心得れば、このシリーズはタイムマシンに乗った気分でそれなりに楽しめる。【仏語学習者の仲間へ】このシリーズは会話シーンが多く(脇役のイヌも、よく喋る。タンタンと言葉が通じるのだ)、今どきのコミックと違って文字が潤沢なので、仏語多読用にいい。但し、子供向け読み物でもフランス語のレベルは比較的高く、仏検4級高得点取得者(≒第2外国語でAを取った人)でも、いきなりでは手に負えない。対訳本として既習の英語または独語あるいはスペイン語など欧州語版を使うことをお勧めする(日本語版でもいいが、仏語との類縁を考えると欧州語版がお勧め)。【2013.10.01追記】その後、最新ドイツ語版ソフトカバーと英語縮刷版ハードカバーを購入して一読したところ、どこかが仏語版と違う。3冊並べて比較してみると、現代の読者から問題あり!とされるサイ(Les rhinoce'ros)の爆殺シーンが、ドイツ語版・英語縮刷版では穏健なものに差し替えられていた。(私が読んだのは少し古い仏語版であり、最新仏語版がどうなっているのかは不明)しかし、時代と共に変わるpolitical correctnessに左右されて、何ヶ所も書き換えていたら、そのうち原著とは懸け離れたものになってしまう。書き換えは、賛成できない。

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