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魏志倭人伝の考古学 (岩波現代文庫)
本, 佐原 真
によって 佐原 真
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内容紹介 魏志倭人伝に記された邪馬台国など「倭」の国々….そこではいったいどんな生活が営まれていたのだろうか.魏志倭人伝の記事に,考古学的事実を照らし合わせ,また,民俗学・人類学などの知見も織り交ぜながら,情熱の考古学者が倭国の実態に迫る.完成に強い意志を持ちながらも病に倒れた著者の,最新にして最後の到達点. 内容(「BOOK」データベースより) 魏志倭人伝に記された邪馬台国などの国々…。そこでは一体どんな生活が営まれていたのだろうか。魏志倭人伝の記事に、考古学的事実を照らし合わせ、また、民俗学・人類学などの知見も織り交ぜながら、情熱の考古学者が卑弥呼の時代の暮らしに迫る。完成に強い意志をもちながらも病に倒れた著者の、最新にして最後の到達点。 商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : 魏志倭人伝の考古学-岩波現代文庫.pdf
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ありがちな「どこにあったか」の所在地論争から少し距離を置き、当時の邪馬台国(あるいは倭国)の生活や習俗がどのようなものだったか、という視点から『魏志倭人伝』の内容にアプローチした1冊である。著者自身は所在地論争では近畿説に近い立場を取っているようだが、九州説の根拠とされる情報についてもきちんと紹介している。話はかなりアカデミックで門外漢には分かりにくい部分もあり、現在では本書の見解と異なる結論が出ている内容もあると思われるが、単なる文章の解釈論ではなく、発掘調査の結果や科学的な知見を文献の記述と詳細に突き合わせての議論は重厚で奥深い。人骨の外耳道骨腫から分かる潜水漁の存在。寄生虫の卵が裏付ける野菜・魚介類の生食の習慣。骨占いの伝播経路…。そうした中には、中国や朝鮮半島、東南アジア、太平洋諸島などの文物や習慣と深く関係したものも多い。自身の主張も含めたこれまでの研究に不完全な部分やさらなる検証が必要な部分があることを率直に認めた上で、それらに対しては安易なこじつけや根拠のない憶測を持ち出さず、今後の解明を待つ姿勢を貫いているのも誠実な対応と言えるだろう。本来、歴史研究とはこういうものではないだろうか。そういう意味からも(邪馬台国論争に限らず)、地質学や生物相についての基礎的な知識も、民族学や考古学のフィールドワークの経験もない小説家や評論家が断片的な情報と思いつきの解釈論で叫ぶ「歴史への新たな視点」(「『魏志倭人伝』は中国側の一方的な記録だから信用できない」のような)には、やはり強い疑問を感じてしまうのである。
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