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真夏の犬 (文春文庫)

, 宮本 輝

によって 宮本 輝
4.6 5つ星のうち 9 人の読者
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内容紹介 照りつける真夏の日差しのなかで味わった恐怖の時間。歳月のへだたりを突き抜けて蘇る記憶を鮮烈に刻みつける短篇小説の魅力。「真夏の犬」「暑い道」「階段」「力道山の弟」「香炉」他四篇。 内容(「BOOK」データベースより) 野良犬に囲まれた夏の日の恐怖、転校してきた混血の美少女をめぐる争い、アル中の母と住んだ古いアパート、奇妙な香具師が売っていた粉薬、同級生の女の子の危険なささやき…。歳月のへだたりを突き抜けてよみがえる記憶を鮮烈に刻みつけ、苦悩と慰めの交錯する人生への深い思いを浮かびあがらせた九つの短篇。
以下は、真夏の犬 (文春文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
特に強烈に印象に残ったのは「ホット・コーラ」1987年10月(小説新潮)でした。余りにも気になったので実際にホット・コーラを作ってみました。家族は笑っていましたが、飲んでみたところ、結構コクが出て旨かったです。本作も10月掲載なので季節的には同じと思われますが、冬に飲めばもっと違う良さが有るかもしれません。宮本氏も本作を書く上で試しに作って飲んだのでしょうから、飲みながら宮本氏がどんな気持ちだったかを想像してみると愉しくなってしまいました。こんな事は考えてもみませんでした。いったい誰がこんな事を考え付いたのですか?宮本輝さん。面白過ぎます。話は、ホットのコーラを注文され右往左往する喫茶店の店主と客達が面白く書かれていて、それを注文した女性を詮索する様が珍妙です。しかし、会えない息子を見るためにホット・コーラを飲みながら喫茶店の窓越しに息子とコンタクトするシリアスな話で、題名からすると真逆な内容ですが、母親の息子に対する愛情が十分伺える話で、ホロリときます。1987年~1990年に各雑誌に掲載された九つの短編集です。「真夏の犬」1988年5月(新潮)は梗概が書かれていますから、その他では、人によって好みが違うと思うので個人の好き嫌いになってしまうのは勘弁して下さい。次には「力道山の弟」1989年3月(小説新潮)。力道山の弟と称する香具師の話で、サクラの老人と一緒にヘンテコ(危ない)薬を売る大道芸人の話です。衆人の前で身を晒し耳目を集める処は山本周五郎氏の「日日平安」と同じスタイルですが、本作中の「私」が、その力道粉末に見事に騙されたしまう処が実に滑稽です。また「私」が父の麻雀の勝ち金をくすねて、その薬を買ってしまう処などが、「流転の海」シリーズの熊吾と伸仁の関係を連想し尚一層面白かったです。本当は悪い男のはなし「駅」1987年7月(太陽)。能登の無人駅で蒲鉾をつまみに酒を飲む哀愁を持った青年。彼は不倫の相手に糊口を与える為に東京からこの地に定期的に訪れていたのですが、ここへ来る前に妻に先立たれてしまったのです。この駅でしんみり酒を飲む姿と能登の駅の描写が美しく男のダンディズムを感じさせます。が、やっている事は不倫です、悪い男ですよ~ぉ。宮本氏、カッコよく書き過ぎ(笑)他には、青年時代に性に興味を持っている頃の話で「暑い道」1987年夏号(別冊文藝春秋)。「チョコレートを盗め」1989年3月(文學界)。宮本作品に度々出てくるテーマでアルコール中毒の母親を持ち苦悩する少年の話「階段」1988年4月(文學界)。「香炉」1990年2月(文學界)は異国の地での偶然の出会いに少し違和感があるかな。兎にも角にも、生まれてからコーラを温めて飲んだ事は無かったけど、この本を読んでみて読みながら実際に作ってみようと思ってしまった。家族は笑っていたけど・・・。結果は上々で宮本氏と同調出来た様な気がして思わず私も飲みながら笑ってしまった(笑)良い経験でした。十分に納得のいく素晴らしい短編集でした!

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