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精神科医は信用できるか (祥伝社新書 103)
本, 和田 秀樹
によって 和田 秀樹
4.7 5つ星のうち 16 人の読者
ファイルサイズ : 25.74 MB
内容紹介 「うつ」の時代を生きる現代人、必読の書! 一般の人にとって、「精神科」に関する情報は圧倒的に不足している。自分や家族が心の不調を覚えたとき、精神科に行けばいいのか、心療内科に行けばいいのか。いい病院はどうすれば見つかるのか。いい医者とダメな医者はどう見分けられるのか。医者から処方される精神安定剤、抗うつ剤、睡眠導入剤は怖くないのか──。 それらの疑問・不安に一から十まで答えたのが本書である。「全国優良病院66」「精神科で処方される主な薬の特徴・副作用」といったすぐに役立つ情報から、リタリンなどの薬物中毒の問題点まで、現在の日本の精神医療のすべてがわかる。自分自身や大切な人を「心の病」から救うために、医者に行く前に読んでおきたい一冊! 著者について 和田秀樹 わだ・ひでき 1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。専門は老年精神医学。 国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学担当)、一橋大学国際・公共政策大学院特任教授も務める。 能力開発、受験技術の解説から医療問題まで、幅広い言論活動で知られる。今回の本では、現役の精神科医の立場から精神医療の問題点を指摘し、かつ「患者が知っておくべき情報」をすべて網羅した。 『人は「感情」から老化する』(祥伝社新書)、『大人のための勉強法』(PHP新書)など、著書多数。
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以下は、精神科医は信用できるか (祥伝社新書 103)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
よくぞ書いてくれました、と言いたい箇所が沢山ある。まずは日本の精神医療は生物学的精神医学が主流で、治療方法は精神分析やカウンセリングではなく薬物療法が中心であること。生物学的精神医学の研究者はDSMという診断マニュアルで診断すること。ベテランの臨床医の中にはこういった風潮に批判的で、患者の話をじっくり聞くべきだと考えている者もいること。それとDSMとICD−10という二つのマニュアルのうち、どちらを使用するかにより診断名が違ってくる可能性があること。朝青龍に「神経衰弱」という診断名をつけた精神科医が、「そんな古臭い名前を」とメディアで非難されていたが、昔は良心的な医者ほどこの名前をつけていたこと。(確かに、私としても個人的に、トランプで「神経衰弱」というゲームを連想することもあって、この名前なら、解離性なんたらとかよりずっとショックは少ない。)要は診断名より治療方針なのだ。朝青龍の場合は元気になっているから、結果的に「モンゴル帰国」という治療方針が正しかったのだ。それから、これまで発達障害と言われていたものが、必ずしも生物学的なものであるとは限らず、それがADHD(注意欠陥・多動性障害)であることにも触れているのは、勇気がある。和田は昔ADHDについて女性セブンで発言し、親の会から非常にヒステリックな抗議を受けている。にも拘らず、よく言った。本当にその通りだし。しかし最も大きな功績は、カウンセリングの副作用について触れていることだろう。多くの者は、薬の怖さについては多かれ少なかれ耳にしたことはあるはずだ。しかし、カウンセリングの副作用が薬以上であることを知っている人は少ないと思う。息子の家庭内暴力に悩んだ父親が息子を殺した事件の際には、子供の要求に服従しろとアドバイスしたカウンセラーを、なぜ罰しないのかと、私は思ったものだ。だが、よくよく考えてみると、あの父親は、一人ではなく複数のカウンセラーに相談しており、その中で、「子供に従え」というカウンセラーのアドバイスが最もしっくりきたのである。だからそのカウンセラーは、その父親の中の最も駄目な部分を「それでいいんだよ」と肯定してしまったのだと私は思う。とまあ、色々考えさせられる本ではあるが、最終的には著者は、精神医療の有益性を肯定しているのである。私も、著者のような良心的な精神科医なら信用してもいいと思う。
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